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クリニック開業の先生方が税理士を変更した場合に最初にさせていただくこと

動物病院の獣医の先生とお話をする機会がありました。
診療にかける熱い想いもすごく伝わる本当に良い獣医の先生なんだな、
と感じました。

今の税理士さんとのお付き合いの方法に疑問を持たれてのfreee経由でのお問い合わせで、
では弊社で担当させて頂きますね、ということになりました。

クリニックでも動物病院でもそうですが、
弊社とのお付き合いでは最初、以下のような流れとなるのですが、念のため、まとめておこうと思います。

・まずはじっくりお話を伺います。どういったことを伺うかといいますと次のようなものです。
経歴
専門
ご家族
お金に対する考え方
時間に対する考え方
経理や税金に対する考え方
患者様との向き合い方
所有不動産や今までの経理についての状況
お子様の教育方針
税理士とのかかわり方のご希望

その上で契約をご希望の場合は以下の手続きに移行します。

・契約書の締結・自動引落の手続きをさせて頂きます。
業務分量によって料金は変動する点、自動引落で後払いである点、などを説明いたします。料金体系についてはこちら

chatwork(チャットワーク)を利用して日常のやり取りをしますのでまずはコンタクト申請などを実施して頂きます。
チャットワークの登録はこちら。

・その上で、弊社側で、お客様と弊社スタッフとのグループを作成します。日常はこちらでやり取りをさせて頂きます。

・弊社側では、クラウドアプリの設定、会計freee及び人事労務freeeの登録または、税理士招待による登録、dropboxのフォルダの作成などを実施します。

・次にお会いする際には、プチ税務調査的なことを実施いたします。これは前の税理士先生とのやり取りをきっちり把握するための意味合いと、現状での税務リスクなどの洗い出しが目的です。

・その際には以下のような書類をご準備頂くことになります。

定款(最新のもの)
議事録(法人の場合)
官公庁届出書
国税・地方税 電子申告 利用者識別番号・パスワード
法人の確定申告書3期分(法人の場合)
個人の確定申告書3期分(あれば)
総勘定元帳 3期分
給与台帳
年末調整関係書類一式(源泉徴収簿、扶養控除等申告書)
借入金・リース契約の返済明細
生命保険・損害保険の証書
償却資産税申告書
各種規程類(給与、経理規程、退職金規程、旅費規程など、あれば)
株主名簿(MS法人所有の場合)・社員名簿(医療法人の場合)
親族図
法人所有の不動産謄本 あれば
代表所有で法人に貸している不動産謄本あれば
不動産賃貸契約書
組織図や会社案内
過去の税務調査資料
給与は所得拡大促進税制の判定分
経営力向上計画などの提出状況
事前確定届出給与の有無
消費税科目別課税区分集計表3
グループ法人一覧
会社パンフレット・商品カタログ
商流図(人・物・金・情報の流れ)
オーナー家の贈与税申告書・精算課税届出

 

・上記の書類を精査(一度に拝見する場合と、徐々に拝見する場合があります)


・会計処理毎月の必要な資料一覧を作成し、提示いたします。

 

・給与計算がある場合には、今までのルールなどを給与計算担当者と打ち合わせして頂く

 

・会計処理を実施いたします。その際には、損益的な資料はfreeeからでますので、弊社はキャッシュフローに着目した資料を提出するケースがあります。(希望があればです)

 

・給与計算については、第1回目は慎重に今までの給与計算システムと細かい部分が異なる場合がありますので、その説明に初回は力を注ぎます。

 

 

 

変更時はパワーを使いそうですが、弊社としても3名ほどでお伺いして様々なことをヒアリングさせて頂く、良い機会になりますし、
特に先生方にとっても改めて自院の仕組みを見直す良い機会になるそうです。

税理士交代したら、何がどうなるのか、疑問は解消できましたでしょうか。